AVR_term の変更点


[[なんちゃってシリアル]] ←設計編

----
***これは何ですか? [#x1610c69]
-SIZE(18){''ATtiny2313で作るUSBtoシリアル変換器です''}
----
***IgorPlugUSB ( AVR309 アプリケーションノート )とどこが違いますか? [#zc6cbf46]
''根底の思想は似たり寄ったりですが大半をCで記述してあります''
-AVRUSBライブラリを使用しています。
-AVR309では、Windows DDKで作成された独自ドライバーソフトを使用しているようですが、AVR_termはlibusb(-win32) を使用します。
-お互いプロトコルの互換性はありません。

----
***どうしてCDCクラスにしなかったのですか? [#d25afe67]
''2つの理由があります''
-(1)メモリー容量の関係でATtiny2313には逆立ちしても入らない。
-(2)LowSpeed Bulkが通る環境は限られている。(WindowsXP使用時のみで、デバイスとの間にHiSpeedハブを挟まないこと)

----
***ダウンロード [#i20dc2d0]
とりあえず、エコーバックテストの範囲内ではうまくいっているようです。
-[[upload/AVRterm.zip:http://psp.dip.jp/web/upload/AVRterm.zip]]

***新バージョン:ダウンロード [#tad373f1]

-[[upload/avrterm-2010-0104.zip:http://psp.dip.jp/web/upload/avrterm-2010-0104.zip]]

新バージョンでは、HIDaspxハードウェア(回路図)上でそのまま動作します。

また、V-USBライブラリとlibusb.dllも更新しています。

----
***マニュアル [#ja175160]
AVR_term の使い方

(1)ATtiny2313 を用意します。

(2)src/main.hex を焼きます。

(3)AVRUSBにある回路図通りに配線します。

(4)PCに接続するとデバイスドライバーを要求しますので、
win32/windows-driver  にあるinfファイルを指定してインストールします。

(5)win32/term.exe を起動します。

(6)端末モードとして動作させる場合は、
    AVR> t
脱出は CTRL + A です。

端末モードとして動作させ、ファイルをアップロードしたい場合は、
    AVR> t filename
ファイルアップロード後も端末モードとして機能します。
脱出は CTRL + A です。


(7)端末モードの受信ログをファイルに保存したい場合は、
win32/term.exe の起動オプションに -l filename.log を与えます。

(8)ボーレートはデフォルトで9600ボーに設定されています。
設定を変える場合は
    AVR> b 19200 
などとします。

(9)AVR_Monitに含まれるモニターコマンドはそのまま使用できます。
ただし、メモリー節約の関係上、EEPROMに対するアクセスは省かれています。

(10)送受テスト

とりあえず以下のように操作してみます。
    AVR> test 1000 10
リターンパケットをダンプします。

ATtiny2313の pin 2(RxD)とpin 3(TxD) をショートさせると、エコーバック
テストが出来ます。
----
**使用例 [#f14e9576]
 AVR> ?
 * AVR_Monit Ver 0.1
 Command List
  d  <ADDRESS1> <ADDRESS2>    Dump Memory(RAM)
  dr <ADDRESS1> <ADDRESS2>    Dump Memory(EEPROM)
  dp <ADDRESS1> <ADDRESS2>    Dump Memory(PGMEM)
  e  <ADDRESS1> <DATA>        Edit Memory
  f  <ADDRESS1> <ADDRESS2> <DATA> Fill Memory
  p ?                         Print PortName-List
  p .                         Print All Port (column format)
  p *                         Print All Port (dump format)
  p <PortName>                Print PortAddress and data
  p <PortName> <DATA>         Write Data to PortName
  sleep <n>                   sleep <n> mSec
  bench <CNT> <PACKET_SIZE>   Bulk(or ctrl) Write Speed Test
  b baudrate                  set baudrate
  test count flag             RS232C send / recv test.
  t                           RS232C Terminal mode.
  t filename                  RS232C Upload file and Term mode.
  q                           Quit to DOS
 AVR> b 19200
 cmdBaud(19200):UsbSetBaudRate : ubrr=0x4d,ucsrc=0xe TrueBaudRate=19230
 AVR> t
 Entering TerminalMode: Escape=^A
 ・・・
 ^A
 AVR> q
 Bye.
 C:>

----
**起動オプション [#bb4c655b]
 Options
  -t          ...  モニターコマンドを経ずに直接ターミナルモードに入る。
  -t<baudrate>...  ボーレートを指定してターミナルモードに入る。
  -l<logfile> ...  ログファイルを保存する。
  -i<file>    ...  AVR_monitと互換のスクリプトファイルを読み込んで実行する。
  -v          ...  USB接続詳細を表示する。