W32_term の変更点
[[AVR_term]]
***W32_term [#vc303948]
-これは、Windowsで動作する簡易シリアルターミナルソフトです。
特徴
-Cソースコードが付属します。mingw-gcc(www.mingw.org)でコンパイルします。
-USBで接続されたAVR_termのファームウェアと交信することによって、あたかも仮想COMポートの先にAVR側のUSARTが繋がっているように見せることが出来ます。((別途ComEmulDrvも必要です http://mixw.net/related.htm#tncemu))
-単純なエコーバックサーバーとして動作させることも出来ます。
使い方
-無手順端末として起動させます。
C:> w32term [Option]
Option
-b<baudRate>
-c<COMM Port>
-l<Log File>
-エコーバックサーバーとして起動します。
C:> w32term -e [Option]
-AVRと接続する仮想COMサーバーとして起動します。
C:> w32term -a -c9
--この場合は、ComEmulDrvが必要です。
--上の例では、このサーバーが使用するCOMポートは COM9を指定しています。(デフォルトはCOM9)
--AVRのUSARTに受信された文字はCOM9に送り、COM9から受信した文字はUSARTから送信します。(下図)
COM9 RxD ----> TxD AVR USART
COM9 TxD <---- RxD AVR USART
↑
w32termが介在
--一例として、ComEmulDrvがCOM5とCOM9のペアを仮想クロスケーブルで接続しているものとします。
COM5 TxD ----> RxD COM9
COM5 RxD <---- TxD COM9
↑
仮想クロスケーブル
-PuTTYなどでCOM5を見ると、それはあたかもAVRチップのUSARTが繋がっているように見えます。
COM5 TxD ----> TxD AVR USART
COM5 RxD <---- RxD AVR USART
↑
COM5がUSBシリアルポートに化ける。
-ちなみにCOM5、COM9ともにComEmulDrvが作り出した仮想COMポート。
-AVRのボーレート設定はCOM5側からCOM9に渡すなどの芸当は出来ない。
--w32term -a を立ち上げるときに -b<baudRate>オプションを与えることでAVRの初期設定を行う。
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***ダウンロード [#i78e88bc]
かなり制作途上です。
-http://psp.dip.jp/web/upload/w32term.zip
-[[upload/w32term.zip:http://psp.dip.jp/web/upload/w32term.zip]]
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***何に使うの? [#c42e8e49]
-相手先がCOM:でないと困るようなシリアル接続。(典型例がh8write.c)
-現状TxD RxD以外の信号線の制御は出来ない。
--出来たとしてもその反応速度は伝送ボーレートの1/4〜1/7くらい(というかLowSpeedコントロール転送の1サイクル分=4mSに1回程度)なので、あまり利用価値はない。
--というかそれをやるならAVR側のIOポートも割り当てなきゃ。